モネ展の展示会場

美術館でのライトが芸術鑑賞に与える影響と、その工夫の裏側についてご紹介

こんにちは、Gallery Storeです。

今回は美術館の作品には欠かせない、美術館でのライトが芸術鑑賞に与える影響と、その工夫の裏側についてご紹介します。

まず絵画を際立たせるためのライトアップには、大きく二つの手法が用いられています。

一つ目:スポットライト法

画像のように絵画一つ一つに対して、個別の照明をあてる方法です。部分的に照明を当てることで空間の中で作品に視線を集めたり、狭い空間でも奥行のある見せ方を演出できます。

展示物を目立たせることができる反面、明暗が生まれてしまう点もあります。

二つ目:ウォールウォッシャー法

壁一面に照明を当てる手法です。展示物に対して均一な照明ができる反面、作品が平面的な印象になってしまう点もあります。

他にも展示物はなるべく明るく、均一にすることで作品を見えやすくしたり、光源をガラスや展示物に映りこませないようにしたりと、色々工夫されています。

実際に美術館に足を運ばれる際は照明の方法もチェックしてみて下さい!見せ方の違いでまた変わった雰囲気を楽しむことができます。

 

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